アニメが人気でCMも多く流れており、関連作品も豊富な「Fate」シリーズ。
どれも面白いと評判ですが、作品数が多いため、このような疑問を持っている方も多いと思います。
この記事ではそのような方に向けて、Fateシリーズの見る順番について詳しく解説していきます!
この記事を読んでわかること
- 「Fate」シリーズの本編・スピンオフ・映画の放映順
- 「Fateシリーズ」の見る順番
- 「Fateシリーズ」内容
- 「Fateシリーズ」スピンオフの見る順番
- 「Fateシリーズ」スピンオフの内容
アニメ「Fate」シリーズの放送順番!
これまでのFateシリーズを、本編・スピンオフ・映画も含めすべてを表でまとめてみました。
放送・公開年 | タイトル | カテゴリ | 話数 |
2006年 | Fate/stay night | 本編 | 24話 |
2010年 | Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS |
劇場版 | 映画 |
2011年 | Fate/Zero 1期 | 本編 | 13話 |
2012年 | Fate/Zero 2期 | 本編 | 12話 |
2013年 | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ |
スピンオフ | 10話 |
2014年 | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! |
スピンオフ | 10話 |
2014年 | Fate/stay night Unlimited Blade Works 1期 |
本編 | 12話 |
2015年 | Fate/stay night Unlimited Blade Works 2期 |
本編 | 13話 |
2015年 | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ! |
スピンオフ | 10話 |
2016年 | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! |
スピンオフ | 12話 |
2016年 | Fate/Grand Order -First Order- | スピンオフ | 1話 |
2017年 | Fate/Apocrypha | スピンアウト | 25話 |
2017年 | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い |
スピンオフ | 映画 |
2017年 | Fate/stay night Heaven’s Feel 第一章 | 本編(劇場版) | 映画 |
2017年 | 衛宮さんちの今日のごはん | スピンオフ | 13話 |
2017年 | Fate/Grand Order × 氷室の天地 ~7人の最強偉人篇~ |
スピンオフ | 1話 |
2018年 | Fate/EXTRA Last Encore | スピンオフ | 13話 |
2019年 | Fate/stay night Heaven’s Feel 第二章 | 本編(劇場版) | 映画 |
2019年 | ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- |
スピンオフ | 13話 |
2019年 | Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- |
スピンオフ | 21話 |
2020年 | Fate/stay night Heaven’s Feel 第三章 | 本編 | 映画 |
また、Fateは本編・スピンオフ・映画と分かれているため、ただただ放送順に見ていけばいいというものでもありません。
では、どういう順で見ていけばいいのでしょうか?
アニメ「Fateシリーズ」の視聴する順番
「Fate」とは、2004年発売のPCゲーム『Fate/stay night』からはじまるシリーズ作品の総称です。
18歳以上向けのゲームとして発売され、記録的なヒット作となり、アニメや映画化、さらにはスピンオフも生まれ、合わせて21本もの作品が作られるまでになりました。
このゲームは、主人公である「衛宮士郎(えみやしろう)」を取り巻く3人のヒロインが用意されており、物語中に出てくる選択肢によって下記の通りルートが分かれます。
「セイバー」
「遠坂凛(とおさかりん)」
「間桐桜(まみやさくら)」
ルートごとにそれぞれ中心となるキャラの視点で物語が進んでいき、どれを選んでもその内容や結末が異なります。
- Fate/stay night(セイバールート)
- Fate/Zero(Fate/stay nightの10年前の話)
- Fate/stay night Unlimited Blade Works(遠坂凛ルート)
- Fate/stay night Heaven’s Feel(間桐桜ルート)
最終章であるFate/stay night Heaven’s Feelは映画であり、第1章~第3章まであります。
Fateシリーズを見る順番は上記の通りですが、中には1番のFate/stay nightではなく、Fate/Zeroを先に見た方がいいという声も聞かれます。
それはなぜなのでしょうか?
「Fate/stay night」を先に視聴する理由
「Fate/stay night(フェイト・ステイナイト)」は、「Fate/Zero(フェイト・ゼロ)」から10年後の世界を描いています。
そのため、Fateを好きな方の中には「Fate/Zero」から見る(時系列で見る)ことをおすすめ方もいるのですが、やはり放送順でもある「Fate/stay night」から見るべきです。
なぜかというと、理由は二つあります。
①「Fate/stay night」の方が古く、作画・演出があらい
「Fate/stay night」の放送年は2006年。
当然今よりかは作画や演出があらく、古さを感じるため、2012年・13年放送の「Fate/Zero」から見る方が、自然と見られるでしょう。
②最初に「Fate/Zero」を見てもFateの世界観が掴みにくい
「Fate/stay night」は、Fateシリーズ一番最初の作品ということもあり、それぞれのキャラクターの特徴や性格、物語の全体的な流れが分かるようになっています。
そして物語が進むにつれ、10年前の話が出てくるようになり、24話で終了。
その後映画「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」が公開された後、始まったのが10年前の話を描いた「Fate/Zero」です。
そのため、先に「Fate/Zero」を見てしまうと、キャラクターのことやストーリーの把握が難しく、Fateの世界を楽しめないでしょう。
「Fate/stay night Unlimited Blade Works」は劇場とアニメどちらを見ればいいの?
前章でも少し触れたFate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS(フェイト・ステイナイト アンリミテッドブレイドワークス)」は、2006年の「Fate/stay night」から4年後の2010年に公開された劇場版と、2014年~2015年放送のアニメ版とあります。
劇場版とアニメ版と二つもあれば、その違いやどちらを見ればいいのかが分からず迷ってしまいますが、これは断然アニメ版をおすすめします。
なぜかというと、劇場版はダイジェスト版のような内容になっており、またストーリーの進み方も駆け足感が否めないので、あまり楽しめないからです。
また、劇場版は「Fate/Zero」の前に公開されていますが、内容としては「Fate/Zero」の後に見た方がよりわかりやすいため、「Fate/Zero」の後に放送しているアニメ版の方がより楽しめるでしょう。
アニメ「Fate」の順番
Fateシリーズを見る順番が分かったところで、ここでは本編についてより詳しく紹介していきましょう。
放送順に載せているので、ぜひこの順番で見ていってください!
Fate/stay night(フェイト/ステイナイト)
Fateシリーズの原点である「Fate/stay night」。
主人公・衛宮士郎が、ある日奇妙な槍兵に襲われていた学園のマドンナ・遠坂凛を助けたことをきっかけに、日常の裏で繰り広げられている魔術師同士の戦争「第五次聖杯戦争」に巻き込まれていくという話です。
槍兵に追い詰められたその時、衛宮士郎の前に不思議な剣をもった少女「セイバー」が現れ、衛宮士郎は、セイバーと衝突しながらも絆を深めていき、戦争の真実へ向かっていくことになります。
Fate/stay nightは通称「セイバールート」と呼ばれており、ヒロインとなるのは金髪碧眼の女騎士・セイバーです。
『Fate』は、全てのシリーズを通して基本的に「マスター」と「サーヴァント」がペアを組んで戦うという設定があり、セイバーのマスターは衛宮士郎となります。
他にも、マスターによって召喚されるサーヴァントには七つのクラスがあり、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーがいます。
Fate/Zero
「Fate/stay night」シリーズの10年前に起きた「第四次聖杯戦争」にまつわる話が描かれている「Fate/Zero」。
衛宮士郎の父・衛宮切嗣(えみやきりつぐ)がセイバーと共に、「聖杯」というどんな願いでも叶えられるという不思議な力をもったアイテムで、世界平和を実現させるために戦っていくという話です。
10年後「Fate/stay night」で出会うことになるセイバーと衛宮士郎の真実が、士郎の父親を主軸として語られていきます。
Fate/stay night Unlimited Blade Works
前作「Fate/stay nightフェイト・ステイナイト」では明かされなかった、「アーチャー」というサーヴァントの秘密を軸に進んでいくのがこの「Fate/stay night Unlimited Blade Works(通称:UBW)」。
時系列は前作「Fate/stay night」と全く同じで、セイバーを召喚するまでの展開はほぼ同じですが、その後の衛宮士郎の行動によって物語も大きく変わっていきます。
このルートは通称「凛ルート」と呼ばれており、ヒロインとなるのはアーチャーのマスターである「遠坂凛」です。
Fate/stay night Heaven’s Feel
「Fate/stay night」シリーズ最終章である「Heaven’s Feel(ヘヴンズフィール)」は、3つの章に分かれており、テレビなどでの放送ではなく映画になります。
これも時系列は「Fate/stay night」と同じで、衛宮士郎の行動によって物語が変化していきます。
これまでは聖杯戦争が物語の軸となっていましたが、この作品では聖杯そのものが軸となっており、聖杯とはそもそも何なのか?なぜ作られたのか?といった長年の疑問が明らかとなり、また桜を愛する士郎と、桜と凛の姉妹愛も描かれています。
ルートは通称「桜ルート」と呼ばれており、ヒロインとなるのはこれまでサブ的扱いだった「間桐桜」です。
『Fate/stay night』とUBWのそれぞれの伏線回収が凄まじく、これまでよりもっともあらすじに違いが出ているルートで、どちらかを見ていないとストーリーがあまりわからない内容であるため、これまでFateを見続けてきた完全なるファン作品と言えます。
「Fate」シリーズのスピンオフの順番
Fateシリーズのスピンオフ作品はそれぞれが独立しており、物語が続いているわけではありません。
そのため特に見る順番は気にせず、放送順に見ていけば大丈夫です。
ただしどれもFate本編と比べると雰囲気も違うので、好き嫌いが分かれるかもしれません。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
Fate/kaleid liner(フェイト/カレイドライナー)プリズマ☆イリヤ
スピンオフ作品の中で一番世界観違う「Fate/kaleid liner(フェイト/カレイドライナー)プリズマ☆イリヤ」。
穂群原学園小等部に通う10歳の主人公・イリヤが、マジカルステッキの「カレイドルビー」を使って魔法少女になり、カレイドルビーの本当の持ち主である遠坂凛と共に協力な力を持つクラスカードを集める物語です。
「Fate/stay night」シリーズの人物も登場はするものの、これまでとは完全に別ものです。
何より今までの殺伐とした雰囲気は一切なく、絵柄も可愛らしくデフォルメされたいわゆる「萌え作品」となっているところが最大の特徴。
ただ、イリヤ自身が「可愛らしい幼女」というよりも「おっさん」のようなキャラで、それを感じさせるエピソードが多いため、展開やギャグなどは非常に面白いです。
また、戦闘となると本編にも劣らないぐらい熱くなるので、萌えやコメディ要素が強い分ギャップがあるのも魅力です。
スピンオフであるにもかかわらず4期まで放送されており、話数としてはすべて合わせて42話と本編並みで、さらには映画化もしています。
劇場版・Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い
4期の放送を経て、2017年8月に公開されたのが「劇場版・Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」。
プリズマ☆イリヤのメイン人物「美遊・エーデルフェルト」の過去に迫る話です。
プリズマ☆イリヤシリーズではありますがイリヤはほとんど出てこず、衛宮士郎が主人公となり、美遊がヒロインとして活躍します。
時系列はプリズマ☆イリヤが始まる前ですが、プリズマ☆イリヤの後に見た方がネタバレすることなく安心して見れます。
Fate/Grand Order
原作は、『Fate』を題材にしたスマホゲームである「Fate/Grand Order」。
1話スペシャルとして2016年に「Fate/Grand Order -First Order-」、2017年に「Fate/Grand Order × 氷室の天地~7人の最強偉人篇~」が放送され、2019年に「Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-」が21話放送されています。
未来を観測する魔術により、過去の歴史をゆがませる「特異点」を聖杯が引き起こしてしまうことで、2016年に人類が絶滅することが分かります。
それを防ぐために、「レイシフト」という過去に逆行する技術を使って特異点を正し、未来を守るための聖杯戦争を行うという話です。
fateシリーズで描かれた通常の聖杯戦争とはまた違い、基本的には「マシュ・キリエライト」というサーヴァントが登場し、彼女がメインのヒロインとなります。
また、全Fateシリーズのサーヴァントがほぼ全員登場します。
特に「-絶対魔獣戦線バビロニア-」は、『Fate/Grand Order』の1章ではなく7章の物語となっており、『Fate』原作ファンが見ると困惑するかもしれません。
Fate/Apocrypha(フェイト/アポクリファ)
「Fate/stay night」のスピンアウト小説が原作の「Fate/Apocrypha(フェイト/アポクリファ)」。
今までの『Fate』とはパラレルワールド的な作品で、今までの『Fate』が登場するもののほんの一部で、ほとんど別ものです。
「聖杯戦争が繰り広げられる」という部分は変わりませんが、これまで7体だったサーヴァントが全部で15体いる部分がこれまでと大きく違います。
サーヴァントが15体ということは、当然マスターも15人おり、15人それぞれの思惑が交差されるため物語の展開や戦闘自体も複雑化しています。
戦い方も、Fateであった1対1や1対2ではなく、複数対複数といった団体戦がメインとなり、それがこの作品の魅力となっています。
Fate/EXTRA Last Encore(フェイト/エクストラ ラストアンコール)
PSPのゲーム「Fate/EXTRA(フェイト・エクストラ)」をベースにしてアニメ化されたのが「Fate/EXTRA Last Encore(フェイト/エクストラ ラストアンコール)」。
主人公・岸波ハクノがマスターとして召喚したサーヴァント・セイバーとともに「ムーンセル・オートマトン」という、聖杯と同じ力を持つ物体を手に入れるため、電子虚構世界「SE.RA.PH」での聖杯戦争に参加するという話です。
ゲーム作品に登場するキャラクターなどは共通しているものの、オリジナルの話をアニメ化しているので原作とは大きく違います。
衛宮さんちの今日のごはん
「Fate/stay night」シリーズのパラレルワールドと位置づけられている「衛宮さんちの今日のごはん」。
主人公・衛宮士郎が、登場キャラクターたちに得意の料理を振る舞うという、シリアス要素が一切ない平和な物語です。
これまでの『Fate』と全く別の淡く綺麗な絵柄となっており、ぼのぼの日常を描いている異色のFate作品で、気軽に楽しむことができます。
そのため。Fateシリーズを知っている人が見ると「聖杯戦争はどうしたの?」と言いたくなりますが、見ているうちに不思議と「戦うことを知らずに美味しいご飯を食べながら平和に暮らす彼らも悪くないかも…」と思えてきます。
料毎回しっかりとしたレシピと調理方法が公開されるなど、かなり力を入れている料理アニメになっています。
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-
「Fate/Zero」で、マスターとして聖杯戦争にその身を投じたウェイバー・ベルベットの10年後の物語。
ウェイバーが「ロード・エルメロイⅡ世」として、魔術犯罪や魔術で起きた不思議な出来事を調査したり、推理をして解決していくという話になっています。
舞台が聖杯戦争ではないのでサーヴァントも登場しないため、Fateというよりも魔法推理モノのような作品になっています。
アニメ「Fate」シリーズを見る順番まとめ
「Fate」シリーズの見る順番や各作品についてご紹介しました。
ここで改めてまとめてみましょう。
- Fate/stay night(セイバールート)
- Fate/Zero(Fate/stay nightの10年前の話)
- Fate/stay night Unlimited Blade Works(遠坂凛ルート/アニメ版)
- Fate/stay night Heaven’s Feel(間桐桜ルート/最終章)
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- 他のFateシリーズ
たくさんご紹介しましたが、あくまでもFate/ZeroとFate/stay nightが本編なので、この二つは絶対に外さないようにしましょう。
そして必ず、Fate/stay night→Fate/Zeroの順で見るようにしてください。
UBWは劇場版ではなく、アニメ版を見た方がより楽しめます。
①~④までの本編を見終えた後は、特に順番がないスピンオフ作品なので、放送順で見てもいいですし、今回の記事を参考に、自分の好みに合いそうなものから気軽に楽しんでください。